キップルネコメモ

気付いたら増えている

在宅勤務が始まって2週間が経った

今週のお題「オンライン」

新型コロナウイルスCOVID-19の影響で、4月から在宅勤務を始めた。記録のために現状を記そうと思う。

バックグラウンド

  • ワンルームマンションに住む一人暮らし
  • IT企業に勤務するWeb系エンジニア

業界も職種も比較的リモートワークが進んでいると思う。勤務先はリモートワーク制度などは整備されていないが、事情により限られた社員が特例として行っていた。今回の新型コロナウイルスの影響で、その特例の範囲が広がる様なかたちで、自分もその対象に入った。

今回は主に自宅の勤務環境について書こうと思う。

在宅勤務が始まるまで

業界柄、リモートワーク自体は珍しいものではないと思っている。同業の友人知人が普段からリモートワークをしている様子を窺っていたこともあり、リモートワークでも成果が出せる働き方は身に付けたいと常々考えていた。非常時ではあるが、チャンスだとも感じた。今このタイミングは、多くの人が在宅勤務を余儀なくされ、多くの失敗が生まれることだろう。しかしながら、非常事態で今まで経験のないことなのだ、仕方がない、とりあえず手探りだけど頑張ってやってみようよ、という空気感も醸成されやすそうだとも感じている。失敗が受け入れられやすい環境は、何かに挑戦するときに非常に心強いものである。

そんな訳で、かなりポジティブに在宅勤務を受け入れていた。

在宅勤務が始まってから

  • ずっと座っているのが辛い
  • 時間の感覚が麻痺する
  • ノッてきてからずっと仕事モードがONのまま頭が冴えて眠れない
  • 翌朝が辛い
  • ・・・

始まって2日で危機感を感じた。この危機感を大別すると、次の2点だと考えた。

  1. 快適な労働環境が構築できていない
  2. 仕事と休息のスムーズなスイッチングができていない(特に仕事→休息)

どちらも近道は見えている気がする。

  1. 快適な労働環境が構築できていない
    • → 職場の環境を再現する
  2. 仕事と休息のスムーズなスイッチングができていない
    • → プライベートの空間に職場のものを持ち込まない

相反する2つの道をいい感じに歩むには、構築する「職場」というものをよく見極める必要がありそうだ。単純に、何かハードを用意したら完了、ではなさそうである。

環境構築

既存の設備

  • ノートPC(会社から貸与)
  • ヘッドセット
  • インターネット回線
  • モニタ
  • 作業台
  • バランスボール

新たに調達したもの

オフィスチェア

敢えて在宅勤務開始前に心配していたことを挙げるなら、自宅に長時間座れる椅子がないことだった。フルタイムでバランスボールはイケるだろうと内心思っていたが、やはりと言うべきか、辛かったので即座に購入した。

オフィスチェアの購入にあたり、主には次の点を重視した。

  • 座り心地(フルタイム座って疲れないか)
  • 座高が下げられる(チビが座って疲れないか)
  • 高さが調整できる肘置きがある
  • コンパクトさ(ワンルームを圧迫しない大きさか)

検討の結果、イトーキのサリダチェアYL2を購入した。

eshop.itoki.jp

本当は1ランク上のYL5のほうがコスパが良さそうで欲しかったのだが、どこも即入荷の取り扱いがなかったので断念した。今のところバランスボールより楽に座れるので満足している。

コーヒー

オフィスではホットコーヒーを飲んでいたが、自宅ではほとんど飲む習慣がなかったため、コーヒーを購入した。風味が飛びにくそうな個包装のドリップタイプである。

www.ucc.co.jp

美味しい。

活動

正直、揃えるモノよりも活動の仕方を工夫する方が、気分の切り替えに繋がっている気がする。

オフィスに出勤するときと同様の服装・身だしなみを整える

平日の出勤を在宅で再現するならば、平日朝のルーチンは変えない方が良いのでは?と思い、起床時間から玄関を出るまでの工程はすべて変えずにこなすことにした。最後には、玄関を出てゴミを出しに行く。ここから会社へ向かえば、そのまま出社できる。そんな状態に整える。

始業前に散歩する

実際には出社できないので、近所を軽く散歩する。表を歩くことで、あたかも通勤している感を演出するためだ。必要であればコンビニで足りないものを買い足したりしている。

2週間経った今だと、もう不要なステップな気がするが、よい運動の機会なので散歩自体は続けようと思う。

始業・終業のチャイムを流す

勤務先の場合、在宅になったからといって勤務時間は変わらない。オフィスでは始業時や終業時にチャイムを流していたので、これも倣ってみた。オフィスのチャイムに1番近いアラーム音を購入し、同じ時間にアラームをセットしている。

勤務中は窓を開ける

オフィスより部屋が狭い分、空気も篭りやすい気がして、できるだけ窓を開けている。1番心配しているのは二酸化炭素濃度である。次に室温、湿度と続く。まだ肌寒い季節だが、着込めばどうとでもなるのでほとんど開けっ放しにしている。カーテンも開けているので、部屋も明るくなる。ノートPCのモニタの明るさで気付いたのだが、自宅はオフィスよりも暗い。オフィスは白色光の蛍光灯だが、自宅は電球色なので印象も変わってくる。こういう時にPhilips Hueなどがあればいいのかとも感じたが、今のところカーテンを開けるだけで充分である。

昼休憩中はラジオを流す

休憩時間もオフィス勤務の時と時間帯を変えずに取っている。在宅勤務をしている人の中には様々な事情でずらしている人もいるが、私は食事の時間を変えないため、同じ時間に取るようにした。平日の昼食はオフィス付近で外食するか、コンビニ等で購入したものをオフィスの飲食スペースで食べていた。いずれにも共通するのは、周囲には人がいたという点である。在宅勤務にあたって、とりあえず今のところ自宅で摂っているが、この差異を埋めるためラジオを流している。

cocolo.jp

FM COCOLOは外国語放送ということもあり、平日昼間の番組ではパーソナリティ2名のうち1名が英語で喋っている。頑張れば聞き取れるが、ぼんやりしていたら何を話しているかわからない。人恋しくなればラジオに耳を傾ける。飲食店の隣席のような距離感や、同僚の他愛もない雑談を聞くような距離感と近しい気がして気に入っている。

退勤後は部屋着に着替える

論理退勤後は仕事道具を目の届かないところに片付けて、プライベートな環境に現状回復をしている。少々手間だが、自分自身のシャットダウン準備である。最後に部屋着に着替えて「ただいまー」とtwitterに呟いて帰宅完了である。

次の2週間に向けて

運動不足の解消

平日のルーチンにほとんど組み込めていないので、うまく組み込んでいきたい。いい椅子が届いたが、できるだけバランスボールに座ってみている。

食生活の改善

総じて運動量は減っているのに食べる量は変わらないし、変えられそうにないので、せめて野菜と魚の割合を増やしていきたい。